ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないけど、ちょっとだけ気になる付加価値商品を紹介する。
洗エールレンジフード (クリナップ)
レンジフード洗いは、面倒な掃除の代名詞。
この「洗エールレンジフード」は、給水タンクにぬるま湯を入れ、ボタンを押すだけで自動的にレンジを洗浄するというもの。洗剤を使わず、洗浄時間は約10分。月1回の洗浄で約10年間、フィルターを取り外さずに掃除ができるという。
「クリンレディパッケージ」での取り扱いのみ。パッケージ価格 698,000円
Siセンサーコンロ「クラスSプレミア」 (大阪ガス)
24種類の自動調理ができる「グリルオートメニュー機能」を搭載したSiセンサーコンロ。
この「グリルオートメニュー機能」は、魚焼き3種類に加え、スペアリブ、朝食用のモーニングセット、やきいも、スイートポテトなどの18種類のアラカルトメニューと、揚げものなどを再加熱する3種類のメニューの24種類。価格は283,500円。
別売(9,135円)のフード連動用リモコンを取り付けると、ガスコンロの点火・消火時にレンジフードのファンが自動的に運転・停止を行うので、つけ忘れや消し忘れの心配がない。
ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないけど、ちょっとだけ気になる付加価値商品を紹介する。
オデッセイ マルチビューカメラシステム (ホンダ)
魚眼CCDカメラの映像をナビ画面に表示して、縦列駐車や車庫入れをスムーズに行えるカメラシステム。
同様なシステムは、すでに他のメーカーでも採用されているが、この新型オデッセイの「マルチビューカメラシステム」の特徴は、縦列駐車や狭い場所を通る際に画像と共に予想ガイド線・目安ガイド線が表示される点。障害物との距離がより確認しやすくなっている。
グランドビュー(車両を上から見た視点)は立体駐車場などでドアミラーをたたんだ状態でも使用できる。カメラシステムというより、安全な走行や駐車を支援する「ナビゲーション」の感覚に近い。メーカーオプション。
エアーナビ「AVIC-T10」 (パイオニア)
パソコンやケータイで取得した情報を専用サーバーで保存し、カーナビでも見ることができるネットと連携したPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)。
その特徴は、料金が定額制(1029円と2079円)だということ。これまで問題となっていた通信コストを気にすることなく、情報の共有が計れる。
EXILIM ZOOM「EX-Z300」 (カシオ)
メイクアップ機能を搭載したデジタルカメラ。
12段階のレベルに応じて、シミ・くすみが目立たず、ふんわり、なめらかな明るい肌色に調整が可能。透明感があって、若々しく自然な印象の顔を撮ることができる。
気になる小ジワもカバーするという。女性にプレゼントすると、喜ばれるかもしれない。オープン価格。
トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマンは、その発掘に先立つ6年前に世界周遊の旅に出て、清国と幕末の日本を訪れている。※
旺盛な好奇心と客観的かつ偏見のないまなざしで見つめたその旅行記からは、幕末日本の生き生きとした雰囲気が伝わってくる。
その中で日本の家屋についての記述。
「日本に来て私は、ヨーロッパで必要不可欠だとみなされていたものの大部分は、もともとあったものではなく、文明が作り出したものであることに気がついた。寝室を満たしている豪華な家具調度など、ちっとも必要ではないし、それらを便利だと思うのはただ慣れ親しんでいるからにすぎないこと、それぬきでもじゅうぶんやっていけるのだとわかったのである」
イス、テーブル、ソファ、家具、電化製品 ・・・
現代の家屋は暮らしの必需品と思われるモノで埋まっている。
現代の暮らしを幕末の暮らしのように戻すことは難しいが、住宅をロボット化することで、幕末の暮らしのような「シンプルな生活スタイルへの転換」は可能な気がする。
イメージとしては、
必要と思ったときに必要なモノが出、また収納される部屋。
足し算ではなく、引き算の部屋。
住宅のロボット化により、「省エネかつ快適でシンプルな暮らし」への転換が可能となるなら、DINKSや子育てを終えた夫婦など都市型の生活スタイルを希望する人たちに受け入れられる余地は充分あるように思うが、どうだろう。
※「シュリーマン旅行記 清国・日本」(講談社学術文庫)
ROBO_JAPAN 2008で講演したiRobot社会長のヘレン・グレイナー氏。
家庭用掃除ロボットの「ルンバ」と、爆弾処理ロボット「パックボット」のヒットにより、2005年にナスダックにも上場したiRobot社だが、おもしろいのは初めから掃除と軍事に的をしぼってロボットを研究開発してきたわけではないということ。
1990年の会社設立以来、エンターテイメントから産業用まで、それこそさまざまなロボットを開発した中で、「掃除と軍事が残った」というのだ。
それだけにロボットビジネスに関して、グレイナー氏の考えは明確だ。
それは3つのD、すなわちDULL、DARTY、DANGEROUS。
そして、ロボットビジネスで成功するための条件として、以下の3つを挙げた。
・あきらめない持続性
・柔軟性
・顧客に耳を傾ける
iRobot社は今年、水中のロボットを開発してきた企業を買収。今後、港湾の安全、海洋気象、資源探査などの水中の分野に取り組んでいくようだ。
ノーベル物理学賞が発表された同じ日。ロボットスーツ「HAL(福祉用)」のリース販売開始の発表があった。
35年前に発表された論文が評価されるのに比べれば、だいぶ早いが、それでも開発者の山海教授からすれば、ずいぶん長い助走の末、ようやっと離陸したという心持ちだろう。
「HAL(福祉用)」は当初個人にではなく、福祉や介護施設向けにリースで販売される。ユーザーの声を反映し、これから様々な改良と新たな展開がなされていくはずだ。
とはいえ、そのリース料金は単脚タイプで15万円/月、両脚タイプで22万円/月。年額にすると180万円と264万円になる。
これは5年リースの場合なので、5年間使用するとそれぞれ900万円と1320万円かかる計算だ。
大手住宅メーカーの大和ハウス工業が販売を手掛けるとはいえ、2006年4月の改正介護保険法の施行以来、多くの介護事業者はぎりぎりの経営状況が続いており、今後リース料金の妥当性、特に費用対効果についてはやはり厳しく問われることになるだろう。
しかし、重作業労働支援や災害現場でのレスキュー活動など、「人の役に立つロボット」として幅広い分野で様々な可能性のあるロボットスーツなだけに、事業として是非成功してほしいと強く思う。
今のところ、大和ハウス工業も長い目で考えているようだ。

