メインメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
視点 : 震災・原発事故におけるロボット活用について、あきらかになったこと(2)
投稿者: admin 投稿日時: 2011-6-28 22:09:00 (1095 ヒット)

(つづき)
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故におけるロボットの活用について、その活動報告会と公開シンポジウムが行われた。
その中であきらかになったこと。

(2)原発事故での活動

これまでに投入されたロボット(無人機含む)

4月6日
無人化施工機械 バックホウ、クローラダンプなど4台(総数17台)
大成建設、鹿島建設、清水建設JV

4月10日
小型無人ヘリコプター 1台
T-Hawk (米ハニーウェル社)

4月17日、18日(4月26日、5月3日にも投入)
モニタリングロボット 2台
Packbot (米アイロボット社)

Q.何故もっと早くロボットを投入出来なかったのか

・安易に導入し、放射線でロボットが故障すれば、その後の作業の妨げとなり、全体の作業が遅れる。
・瓦礫が散乱している。
・無線電波が届かない。放射線が外気に出ないよう、建物内が入りくんだ作りになっている。
・ロボットを操作するための訓練が必要。
 
Q.何故アメリカのロボット(Packbot)が最初に使われたのか

・行うミッションでどれが一番最適なロボットか検討した結果、米軍に3000台が配備され、実績のあるPackbotが選ばれた。また、オバマ大統領の強い意向も反映されたのではないか。

Q.何故過去の原子力ロボット関連プロジェクトで開発したロボットを使わないのか

・点検・メンテナンスロボットとして開発された専用機であり、災害対策などさまざまな状況に対応できる汎用的機能は持っていない。
・当時は実用機としてのニーズがなかったため、要素技術として開発。プラントが故障しなければ、ロボットは必要ない。
・維持、運用するプロジェクトまで進まなかった(費用がでなかった)。
(つづく)

印刷用ページ このニュースを友達に送る
robocasa
NPO法人ロボティック普及促進センター

[ 書籍のご紹介 ]

『近距離移動用パーソナルモビリティの市場と将来性2011』

『高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・障害者のニーズ分析2010 』

『宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野 (PDF版) 』

『近距離移動用パーソナルモビリティの将来性 (PDF版)』

『2009年版 住宅・住設メーカーのRTの取組みとサービスロボット分野別市場規模』

『2008年版 企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場』

『2007年高齢者・障害者の次世代自立支援機器の市場性と介護施設のニーズ分析』

『2006, Update on the Partner Robot Market and Analysis of Key Technologies and Parts [Color Edition]』



新着イベントレポート
新着インタビュー