メインメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
視点 : KYRなロボット
投稿者: admin 投稿日時: 2008-3-12 19:59:00 (1142 ヒット)

(つづき)
ロボットが社会の一員として日常的に受け入れられていくにはロボットはどうあるべきか。

石黒氏はコミュニケーションロボット「Robovie」を使って、小学校、科学館、駅、研究所内などの実社会で実証実験を行った。

小学校では、ICタグをつけた子供とロボビーが関わることで、誰がクラスの中心人物になっていて、誰がクラスで孤立しているかを把握すること※で、人間の社会関係を基にロボットが複数の人間と関わることのできる可能性を、
科学館では、複数の半自律のロボットをひとりの人間が遠隔で操作するプログラミングセンター実現の可能性を、
また、駅内では、2台のロボットが対話することで、1台のロボットより正確に情報を伝えるパッシブ(受動的)ソーシャルな関係の可能性を、取り上げている。

そして、これらの実験結果のひとつの答えとして、役割をもったロボットの重要性を挙げている。

「ロボットが役割を持って、いったん社会の一員であると認められると、そこからロボットの可能性は飛躍的に広がっていく。
人間のさまざまな社会的役割を担うことができるようになるのである」

その一例として、なにか仕事をしながらも、ときおりうわさ話や雑談をするロボットを提案している。

たわいのない雑談が人間関係を円滑にし、社会に安心感をもたらすことで、自然とセキュリティが保たれるのではないか。

そして、ロボットが人と協調し、他人の仕事を阻害しないためにも、周りの状況を見ながら人間の行動を優先させる「遠慮できるロボット」の必要性を述べている。

KYR = Kuuki YomeRu

※ソシオグラム=人間関係がどのようになりたっているかをグラフ化したもの

印刷用ページ このニュースを友達に送る
robocasa
NPO法人ロボティック普及促進センター

[ 書籍のご紹介 ]

『近距離移動用パーソナルモビリティの市場と将来性2011』

『高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・障害者のニーズ分析2010 』

『宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野 (PDF版) 』

『近距離移動用パーソナルモビリティの将来性 (PDF版)』

『2009年版 住宅・住設メーカーのRTの取組みとサービスロボット分野別市場規模』

『2008年版 企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場』

『2007年高齢者・障害者の次世代自立支援機器の市場性と介護施設のニーズ分析』

『2006, Update on the Partner Robot Market and Analysis of Key Technologies and Parts [Color Edition]』



新着イベントレポート
新着インタビュー