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 複雑きわまる可動式ロボット投稿日時 2007-10-31 18:39:00 | トピック: 視点
 
 |  | アーサー・C・クラークは、1966年に<ヴォーグ>誌の要請を受けて、2001年の世界を予見している。(「この手の未来予測はあまり乗り気がない」と断りつつ) 
 パーソナルコンピュータやインターネットの発展(固有名詞ではないが)などの当たっている部分と、完全移動家屋の登場や大都市の荒廃など当たっていないケースもあり、予想の的中率は様々。ロボットについても言及している。
 
 ちょっと長くなるが引用すると、
 「・・・素朴な自動洗濯機から、高度な知能を備えた家政コンピュータまで<中略>大部分は据えつけ方式だろうが、その感知装置や操作機構は広い範囲にわたって配置される。
 ちょうど家中にサーモスタットをとりつけた現在のセントラル・ヒーティングのようなものだ。
 掃除や庭の手入れをする可動式のものもあろうが、その主の仕事には経済性のほかに情緒面をも加えた非機械的な性能が要求される」
 
 つまり、環境型でありながらコミュニケーションのできるロボットを想定していたようだ。
 
 そして、自立型ヒューマノイドについては、「どうしてわざわざ複雑きわまる可動式ロボットなどをこしらえるのか」と、否定的だった。
 <つづく>
 
 参考 : 「スリランカから世界を眺めて」(アーサー・C・クラーク / 早川書房)
 
 
 
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