グランド・チャレンジ? インテルの戦略

投稿日時 2007-5-27 21:31:00 | トピック: 視点

2005年に「DARPA グランド・チャレンジ」で優勝したスタンフォード大学に車両を提供したフォルクスワーゲン社が、その事実をあまり公にしないのとは対照的に、コンピュータソフトウェアで協力したインテル社は、ホームページでかなり大きくこのレースをとりあげた。

現在インテル社は、ホームネットワークのプラットホーム開発に力をいれ、その Viiv テクノロジを搭載したPCを発売するとともに、すでに世界50社以上とViiv対応のコンテンツパートナー契約を結び、家庭におけるデジタル・エンターテイメントの覇権を握ろうとしている。

グランド・チャレンジにおいてもインテル社は、スタンフォード大学と共同で自立走行システムのコンピュータ・ビジョン・ソフトウェアの開発に参加。レース中にはエンジニアを派遣して万全の協力体制をとった。
今後の「車のロボット化」を見据えてのソフトウェア搭載車両への布石と思われる。

将来、ホームネットワーク、次世代自動車、そしてロボットに至るまで、ソフトウェアプラットホームのデファクトスタンダードとして、現在のPCで起きているような「インテル 入っている」の二の舞にならなければいいのだが・・・




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