人知を超えた複雑さ

投稿日時 2007-7-9 13:24:00 | トピック: 視点

クルマが故障した場合、ディーラーの修理場にもっていくわけだが、現在クルマに搭載されているマイコンの数は100個くらいあり、下手に調整したりすると電子制御全体に影響が出る可能性があるため、プロの整備士もテスターをかけて、問題箇所を特定し、部品交換するだけということが多くなっている。

自動車メーカーも不具合のクルマを出さないよう大変な努力をしているが、ソフトウエアがこれだけ複雑になり、開発期間も短くなるとどうしても不具合は避けられない。

国土交通省のリコール対策室の発表によると、2005年のリコール届出台数は、556万3千台。
クルマのエレクトロニクス化にあわせるように、リコール届出件数が急激に増加している。
これは、将来どんな不具合がでるのかメーカー側も予測できないため、出荷時の保証だけでなく、出荷後の補償に考え方を切り替えた結果ともいえる。



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