みつびし印のない大型科学技術プロジェクトは、ない

投稿日時 2008-2-24 10:01:28 | トピック: 視点

JAXAは三菱重工業製ロケット、超高速インターネット衛星「きずな」の打ち上げに成功した。

昨年、横浜でセミナーに参加した際、三菱みなとみらい技術館に立ち寄った。

入り口ではWAKAMARUが出迎え、館内は交通、海洋、宇宙、環境、エネルギー、技術探検について、実機・模型、パネルなどで分かりやすく紹介されている。

改めて日本の大型科学技術プロジェクトの多くに三菱重工が関わっているということがわかる。

モニターや展示物に「調整中」の張り紙が目立つことと、コンパニオンのおねえさんが、あまり愛想がないのが気にはなったが、日本科学未来館よりコンパクトな分、日本の科学技術を端的に理解できる。

館内の3Dシアター上映されていた『進め!ナノテク医療隊:Dr.ミライ&ロボ!』はお薦め。

物語は未来の病院を舞台に、研修医ミライがチームメイトの医療ロボット・ハマーと力を合わせて、実習用ロボットのがん治療に奮闘するというストーリー。

10分ほどの作品だが、エンターテイメント作品として、非常によく出来いる。

作品に登場する放射線治療は、ホウ素中性子補捉療法※というもので、三菱重工は高い精度でがん患部に放射線を照射できる装置の開発にも取り組んでいる。

やがて、月周回衛星「かぐや」や、新しいジェット旅客機「MRJ」も紹介される日がくるだろう。

※ホウ素中性子補捉療法は、あらかじめホウ素化合物を患者に投与しておき、がん細胞に取り込まれたホウ素と外部から照射された熱中性子線とで起こる核反応により生じる粒子線により、がん細胞のみを選択的に退治する治療法。
現在は研究用原子炉からしかこの熱中性子線を得ることができないため、加速器による熱中性子線照射が研究されており、将来的には病院での治療が期待されている。
(三菱重工ニュースリリースより)



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