モチベーションとヒントの場

投稿日時 2008-1-13 15:16:00 | トピック: 視点

昨年、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の施設一般公開を見学した。

海洋調査船「かいよう」の体験乗船やカップヌードルの容器を使った加圧実験や、
「しんかい6500」、「しんかい2000」の有人潜水調査船、「ハイパードルフィン」や「PICASSO」などの水中ロボットも一同に見ることができ、ロボットに興味のある人にとっても貴重な体験になったことだろう。

特に水中ロボットは、何故ロボットを作り、ロボットを何に使うのかという「目的」がはっきりしているので、
ロボットに興味はあるけど、将来何をやりたいのかがわからないという子供たちにとっては、明確なモチベーションやそのヒントを与えるきっかけになる。

「本物」を見、体験することは子供にとっても、また大人にとってもとても重要なこと。

全国の多くの施設が科学技術振興のための一般公開日を設けているが、
イベントを、やったらそれで終わり、とするのではなく、参加者にアンケートをとり、またスタッフからヒヤリングをして、次回に活かす努力が必要だ。

「なんでこんなことをやらなきゃならないのか」と、いまだ気乗りしない一部職員の方々も、一般の人の声や反応を直接伺え、また子供たちの将来につながる貴重な体験の場と自覚して、是非積極的に取り組んでほしいと思う。


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