取材 「術中MRI手術システム」

投稿日時 2007-1-20 21:57:00 | トピック: ロボティック ライフスタイル

日本の脳腫瘍(のうしゅよう)の発生頻度は、人口10万人にあたり約12人。脳腫瘍の中でも神経膠腫(こうしゅ)はもっとも多く約30%にのぼり、その悪性度により4段階(グレード1〜4)に分けられている。特にグレード4は悪性度が高く、膠芽腫(こうがしゅ)と呼ばれている。

膠芽腫は治療が困難な疾患で、術後の様々な集学的治療(放射線、化学療法)にもかかわらず、平均生存期間は1 年という悲惨な状況が続いている。
神経膠腫全体の5 年生存率は、全摘出の場合で40%、95%以上摘出で22%、95%未満の摘出で、10〜15%となっていて、全摘出の治療効果はデータからも明らかだが、手術全体の全摘出の割合は6〜8 %に留まっている。
その理由として
(1) 神経膠腫と正常脳の間に明瞭な境界が存在しないため、術者の肉眼による手術では区別が困難であること
(2) 脳は場所により機能が異なるため、言葉や運動などの機能部位付近に腫瘍があると、大切な機能を残すために腫瘍の摘出を不十分にせざるをえないこと
などがあげられている ・・・(詳細)



robocasa.comにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://www.robocasa.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://www.robocasa.com/article.php?storyid=371